退職・還暦電報のNG文例6選|忌み言葉と避けるべき表現

退職・送別会

退職や還暦の電報を贈ろうとして、「こんな言葉を使ったら失礼になる?」と不安になったことはありませんか?電報のメッセージには、縁起の悪い忌み言葉や、受け取る方を不快にさせる表現がいくつかあります。

この記事では、退職・還暦シーンに特有のNGパターン6つを、「なぜNGか」と「代わりに使える表現」とセットでまとめました。文面を考える前に必ず確認してください。

退職・還暦電報でやりがちなNG6選

退職・還暦電報で失敗するNGパターン
❌ NG1: 忌み言葉を使う(終わる・切れる・枯れる・苦労など)
「終わる」「切れる」「枯れる」「落ちる」「苦(九)」「死(四)」などは、縁起の悪さを連想させる忌み言葉です。お祝いの電報で使うと、相手に不吉な印象を与えてしまいます。「長年のご苦労を」という言い回しも「苦労」が入るため避けるべきです。
✅ 代わりに: 「長年のご尽力に」「多大なるご貢献に」など、忌み言葉を含まない表現を選んでください。
❌ NG2: 老いを意識させる表現(「ご高齢ゆえ」「もうお年ですから」)
「ご高齢ゆえ、ご自愛ください」「もうお年ですから、ゆっくりなさってください」のような言葉は、相手の老いを強調してしまいます。還暦を迎えても精力的に活動したいと思っている方には、とても失礼に当たります。
✅ 代わりに: 「第二の人生をますますご活躍ください」「新たなステージへのご出発を心よりお祝い申し上げます」など、前向きな表現を使いましょう。
❌ NG3: 上から目線の言葉遣い(「ご苦労様でした」「頑張ってください」)
「ご苦労様でした」は目上の人から目下の人に使う言葉です。上司・先輩・取引先への退職電報で使うと、敬語のマナー違反になります。また「頑張ってください」は相手の能力を低く見ているように受け取られることがあります。
✅ 代わりに: 「お疲れ様でございました」「今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」が正しい表現です。
❌ NG4: 退職の理由や経緯に踏み込む表現
早期退職・病気退職・リストラなど、本人が不本意な形で退職している場合もあります。「長年お勤めになられ、ようやくゆっくりできますね」のように、事情を知らないまま断定した表現を使うと、相手を傷つける可能性があります。
✅ 代わりに: 退職の理由に触れず、「新たな門出を心よりお祝い申し上げます」とシンプルに祝う表現にとどめましょう。
❌ NG5: 電報の到着タイミングのミス(退職日に間に合わない)
電報は通常、退職日当日の午前中か前日に届くよう手配するのが一般的です。退職日の数日後に届いても、すでに職場を離れているため確実に本人に渡らない場合があります。特にバルーン電報・ぬいぐるみ電報は製作に時間がかかる商品もあります。
✅ 代わりに: 退職日の3〜5日前には注文し、配送日時を指定してください。翌日配送対応商品も確認しておくと安心です。
❌ NG6: フォーマルなシーンに合わない台紙・デザイン選び
退職や還暦の電報は、基本的に式典・職場・家族の集まりで受け取られます。ポップすぎるデザインや、シーンと全くミスマッチなキャラクターモチーフは、受け取り側が困惑することがあります。特に目上の方・取引先向けの電報では注意が必要です。
✅ 代わりに: 職場関係には落ち着いたフラワー電報・プリザーブドフラワーを選ぶと失礼になりません。親しい相手にはキャラクター電報も◎。
NGを避けた電報の選び方をくわしく見る →
田中さくらの体験談

以前、職場の先輩の退職に電報を送ろうとしたとき、メッセージ文面を考えながら「長年のご苦労に…」と書き始めてしまいました。書いた後に「苦労って忌み言葉に近いかも?」と気づいて、送信前に慌てて修正した経験があります。普段の感謝を込めた言葉ほど、無意識に忌み言葉が紛れ込みやすいので、最終チェックのときに一つひとつ確認する習慣をつけると安心です。ウェディング補佐の頃も、祝電の文面チェックを依頼されることがありましたが、「終わる・切れる」系の言葉は意外と多く含まれていました。

NGを踏まえて選ぶなら

NG表現を避けながら、相手の印象に残る電報を選ぶためには、メッセージの書き方と電報のデザイン・タイプの両方を考える必要があります。おすすめ電報の比較はこちらで確認できます。

NGを避けた電報を選ぶ
※ NGポイントをもとに田中さくらが厳選しています

失敗しないために押さえておくべきポイント

NGを踏まえると、「良い電報」に必要な要素が見えてきます。

1. 忌み言葉リストを手元に置いてから文面を書く
「苦・死・四・九・終わる・切れる・枯れる・折れる・欠ける・衰える」など、思ったより多くの言葉が忌み言葉に含まれます。文面が完成したら、もう一度リストと照らし合わせてください。

2. 相手の退職事情を確認してから送る
自己都合退職・体調による退職の場合は、お祝いの電報が適切かどうかも含めて判断が必要です。不明な場合は「新たな門出を心よりお祝い申し上げます」とシンプルにまとめるのが安全です。

3. デザインは相手との関係性で決める
フォーマルな関係にはフラワー電報・プリザーブドフラワー。親しい関係にはキャラクター電報・バルーン電報が向いています。「贈る自分が好き」より「受け取る相手が喜ぶ」を基準にしてください。

よくある質問

Q. 「お疲れ様でした」は目上の人への退職電報に使えますか?
A. 「お疲れ様でした」は上司から部下に使う表現とされています。目上の方への電報では「お疲れ様でございました」と丁寧語を加えるか、「長年のご尽力に心より感謝申し上げます」のような表現を使いましょう。

Q. 「ご長寿をお祈りします」は還暦電報に適切ですか?
A. 問題ありません。還暦は長寿の始まりとされるお祝いのため、「ご長寿」「ご健勝」「ますますのご活躍」などは適切な表現です。ただし「健康に気をつけて」は老いを意識させると感じる方もいるため、「ますますご健勝に」という形が無難です。